スリガオ (Surigao City)
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スリガオ市はアジアの大陸棚の縁にある島々のモザイクで形成されている. 市街地はミンダナオ島の北東端にあり、フィリピン海(太平洋)の深淵に面している. 北はディナガット島、東はフィリピン海に面し、西はスリガオ海峡に、南はスリガオ・デル・ノルテ州の自治体に接している. 市内とその周辺はニッケルやクロムなど鉱物資源が豊富で、沖合いは魚が豊かな漁場である. また農地も全般に肥沃で、市民生活を支えている.
市は海岸線が長く、白砂や灰色の砂、あるいは小石でできた多種多様なビーチを楽しむことができる. 太平洋に面した波の高い島々は、サーフィンに適した場所であり、その他キャンプや野生生活などの冒険も楽しめる.
スリガオ市付近のミンダナオ島本土、および北部沖合いに散在する島々は、海岸部は平坦で、内陸部は不規則な起伏の多い地形をしている. 市の標高は平均で海抜19mとなっている. 本土の最高点はサンフランシスコ町との市境に位置するカバンカアン (Kabangkaan) の尾根で海抜465mである. タガナアン町 (Tagana-an) との境のマパワ峰 (Mapawa) は海抜245mで、斜面には多くの集落(バランガイ)がある.
島嶼部では、ノノック島 (Nonoc) の最高点が海抜263mで、カンティアサイ海峡 (Cantiasay Channel) やハニガド島(Hanigad、最高点の標高163m)を見下ろすことができる. ヒクドプ島 (Hikdop) の頂上はテレグラポ山 (Telegrapo) の250mである. 市の東部のバヤグナン島 (Bayagnan) の最高点は242mである.
ミンダナオ島東部は中部や西部と違い台風の通り道にあたり、年間を通して多くの台風に襲われる.
住民のほとんどはカトリックを信仰している. 言語はセブアノ語やボホラノ語の影響を受けたスリガオノン語(Surigaonon) であり、ワライ語を話す人も少数ながらいる. 住民のほとんどは英語も話す.